shining prince

今年の大河ドラマが終わった。激しい動きをあまり連想させない平安時代のドラマって面白いのかな、とあまり期待していなかったがこれは近年稀にみる良作だったんじゃないかな。最初こそ登場人物がほとんど藤原なので覚えられないナと思っていたけど、キャラクターがはっきりしてくれば何も問題はない。古文の試験前に必死で記憶していたお馴染みの作品と作者が少し誇張された様子でその場に生きている。日本一有名なエッセイの始まりをききょうが紙に書き出し始める。三郎が宴会の席で満月を見上げながら詠いだす。まるで歌舞伎の大向こうが聞こえてきそうだ。でも一番グっときたのはやはり乙丸のラス前の訴えだった。定番とは言えこれはたまらん。
なお、史実に基づく解説をネットで追っていたのでより楽しめたんだと思う。便利な時代になったものだ。

Leave a comment